電気洗濯機の価格推移
※東京都区部の小売価格
価 格 | 備 考 | |
昭和27年(1952) | 5万3900円 (1機種のみ) |
日立の市販品第1号、撹拝式電動絞り機付き角形洗濯機 |
昭和28年(1953) | 9万8000円 | ドラム式大型機。出力100W以下の物品税が洗濯機非課税に。家庭電化元年 |
昭和29年(1954) | 2万8000円 | 小型化・重量2kg 丸形。日立、全自動洗濯機の開発スタート |
昭和30年(1955) | 2万5500円 (5万3900円) |
洗濯機に一時代を画した噴流式の移動渦巻式を発売。洗浄力高く、時間短縮 |
昭和31年(1956) | 2万3400円 (2万9500円) |
すすぎ効率化のためホースを1本から2本に。給水と排水が同時 |
昭和32年(1957) | 2万1800円 (5万3900円) |
洗濯機の普及率10%を超え、テレビ、冷蔵庫とともに“三種の神器”となる |
昭和33年(1958) | 2万8800円 (3万2500円) |
布傷みを防ぐ水流のジェットアクション方式。日本初登場 |
昭和34年(1959) | 2万6500円 (2万4500円) |
風呂の湯を吸い上げ可能な吸水ポンプ付き。洗濯機普及率26.1%に達する |
昭和35年(1960) | 2万4800円 (2万7500円) |
容量アップ、強弱切り替えスイッチ付き。脱水機単体の発売開始 1万9800円 |
昭和36年(1961) | 7万8000円 (2万3500円) |
日本初の全自動・吸排水ポンプ付き2槽式洗濯機 |
昭和37年(1962) | 7万8000円 (9800円) |
全自動の多機能化進む。乾燥機1万9500円。洗濯機普及率50%超える |
昭和38年(1963) | 2万3900円 (3万2900円) |
洗いながら併行作業で絞れる2水槽式。洗濯と脱水の専用タイマー付き |
昭和39年(1964) | 2万3000円 (3万4500円) |
手絞り機付き洗濯機がまだ主流の時期 |
昭和40年(1965) | 5万3000円 | 世界初の渦巻式全自動洗濯機『ノンタッチ」発売。振動防音の新防娠機構開発 |
昭和41年(1966) | 3万2200円 (2万2000円) |
超高速脱水機付き。洗濯機市場、付加価値競争の時代に突入 |
昭和42年(1967) | 4万5000円 (5万4000円) |
あらゆる衣類に適合した水流が選べる機能付加 |
昭和43年(1968) | 3万6700円 (2万2500円) |
大容量化、デザイン斬新、脱水性能アップ。洗濯機の普及率80%超 |
昭和44年(1969) | 5万8800円 (3万2500円) |
軽量化、防錆化、コスト低減のため新樹脂採用。各社一斉に使用 |
昭和45年(1970) | 3万8600円 (7万9000円) |
2槽式、部品の大半を新樹脂にして一体成型とした |
昭和46年(1971) | 2万4700円 (8万9000円) |
アワ消し装置、パネル面給水など技術革新。2機種オープン価格 |
昭和47年(1972) | 5万3800円 (5万9800円) |
水の節約サイクル付き。全自動洗濯機の8機種を揃える。市場激戦 |
昭和48年(1973) | 3万1000円 (6万9800円) |
14機種のフルライン完成。日本の全自動洗濯機、対米輸出本格化 |
昭和49年(1974) | 6万4800円 (3万2800円) |
景気不況下、各メーカーはすすぎなど節水メリットの技術競争 |
昭和50年(1975) | 6万8500円 (2万9800円) |
節水に新機軸のシャワー脱水方式。機種により満水報知ブザー |
昭和51年(1976) | 3万5800円 (6万3800円) |
2水槽機には安全装置に電子式ロックアンドオープンを採用 |
昭和52年(1977) | 7万1800円 (3万2800円) |
LSI使用の「コンピュータ青空」シリーズ開始。マイコン時代の幕開け |
昭和53年(1978) | 7万9800円 (3万3000円) |
「自動2槽」にマイコン搭載。容量3.2kg。価格競争から技術競争時代へ |
昭和54年(1979) | 4万円 (6万8000円) |
脱水性能アップのため、特殊加工プラスチック製の脱水槽。5色シリーズ展開 |
昭和55年(1980) | 3万8000円 (12万円) |
節水タイプ2槽式。容量2.8kg。標準型4万6000円 |
昭和56年(1981) | 6万2000円 (9万5000円) |
最大容量3.6kg、脱水すすぎに新技術。乾燥機4万8800円から |
昭和57年(1982) | 6万8000円 (3万6000円) |
槽内の水流に新技術をこらした「からまん棒」シリーズ。新水流競争の時代 |
昭和58年(1983) | 5万4000円 (9万8000円) |
マイコン・タイマーを使用。洗濯機市場は志度多能化が進む |
昭和59年(1984) | 7万5000円 (3万1000円) |
風呂の残り湯をポンプで給水、その制御を自動的にする |
昭和60年(1985) | 8万7000円 (3万1000円) |
布量、水量、温度のセンサー装備、液体洗剤の自動軽量するハイテク全自動 |
昭和61年(1986) | 11万5000円 (4万2000円) |
最大容量5.5kgの自動洗濯機。乾燥機6200円から |
昭和62年(1987) | 7万5000円 (3万円) |
静かさがウリの"静御前"シリーズ発売開始。静音家電の時代に |
昭和63年(1988) | 7万7000円 (5万1000円) |
洗濯仕上がり時間が予約できるタイマーなど性能アップ。標準容量4.5kg |
平成5年(1993) | 10万3000円 (6万2000円) |
高速脱水・1分間1100回転回。乾燥時間を短縮、大幅に節水 |
平成15年(2003) | 17万5000円 | 洗濯時問短縮。15倍濃度洗剤液による洗浄力の進化。NW-D8CX |
※製品=日立製作所主力機種の標準価格。カッコ内は最高ないし最低価格品