宝くじ・最高当選金と副賞の変遷
1枚300円の宝くじの1等の当選確率は1000万分の1。10枚(3000円)購入しても、100万人に1人、100枚購入(3万円)した場合でも、10万人に1人当たる確率。それでも発売期間中には行列ができる売り場もある。ジャンボと名の付く宝くじだけでも、「グリーン」「ドリーム」「サマー」「オータム」「年末」と年間5回に及ぶ。これに全部付き合って10枚ずつ購入しても、年間1万5000円で。実際、5年、10年と買い続けている宝くじファンの中には、平気で100枚、200枚単位で買う人も珍しくないそうですから、意外な大金が投じられている。
◎印は前後賞または前々・後々賞の合計額
くじ単価 | 最高当選金 | トピックス | |
昭和20年(1945) | 10円 | 1等 10万円 | 政府発行第1回宝くじ |
昭和21年(1946) | 10円 | 1等 10万円 | 政府くじ福井県復興宝くじは1等千円 |
昭和22年(1947) | 50円 | 1等 100万円 | 政府くじ |
昭和23年(1948) | 30円 | 同 100万円 | 政府くじ |
昭和24年(1949) | 25円 | 同 100万円 | 東京都くじ、賞品に土地代2万円付住宅12坪(約40㎡)1棟 |
昭和25年(1950) | 10円 | 同 100万円 | 政府くじ |
昭和26年(1951) | 100円 | 400万円 | 講和記念・20円、30円、50円の3枚つづりシート・賞金合計 |
昭和27年(1952) | 30円 | 300万円 | 1等は150万円・前後賞合計 |
昭和29年(1954) | 100円 | 1等 400万円 | 政府くじ廃止。全国自治宝くじ発足 |
昭和35年(1960) | 100円 | 1等 500万円 | 1等100万円に景品乗用車の例も |
昭和39年(1964) | 100円 | 1等 500万円 | 東京五輪記念・5等でも100万円 |
昭和40年(1965) | 100円 | 1等 700万円 | 全国自治・5年ぶり賞金更新 |
昭和41年(1966) | 100円 | 1等 800万円 | |
昭和42年(1967) | 100円 | ◎1000万円 | 前後賞各100万円ずつの合計額 |
昭和43年(1968) | 100円 | ◎1000万円 | 1等賞金1000万円の大台 |
昭和47年(1972) | 100円 | ◎1460万円 | 前々後々賞30万円の合計 |
昭和48年(1973) | 100円 | ◎1500万円 | 前々後々賞のみ50万円に増額 |
昭和49年(1974) | 100円 | ◎2000万円 | 1等1000万円前後賞500万円 |
くじ単価 | 最高当選金 | トピックス | |
昭和50年(1975) | 200円 | ◎1600万円 | 2枚シート、1等各800万円合計 |
昭和51年(1976) | 200円 | ◎2000万円 | 2枚シート、1等各1000万円 |
昭和53年(1978) | 200円 | ◎3000万円 | 1等2000万円、前後賞各1000万円の賞金合計 |
昭和54年(1979) | 200円 | 2000万円 | サマージャンボ宝くじ |
昭和55年(1980) | 300円 | 3000万円 | ドリームジャンボ宝くじ |
昭和56年(1981) | 300円 | ◎4000万円 | 年末ジャンボ・1等3000万円、前後賞各500万円の賞金合計 |
昭和58年(1983) | 300円 | ◎5000万円 | 1等3000万円、前後賞1000万円の賞金合計 |
昭和60年(1985) | 300円 | ◎7000万円 | 1等5000万円、前後賞1000万円の賞金合計 |
昭和61年(1986) | 300円 | ◎8000万円 | 前後賞1500万円に増額 |
昭和62年(1987) | 300円 | ◎9000万円 | 1等6000万円、前後賞との合計 |
昭和63年(1988) | 300円 | ◎9000万円 | グリーンジャンボ・賞金同上 |
平成6年(1994) | 500円 | 1億円 | 「阪神・淡路大震災復興協賛宝くじ」初めて1等賞金に1億円誕生 |
平成16年(2004) | 300円 | 2億円 | 1等賞と前後賞各5千万円を合わせると、大当り賞金合計3億円のジャンボくじが年3回(ドリーム、サマー、年末)発売される |
平成25年(2013) | 300円 | 5億円 | 1等賞と前後賞合わせると、7億円を突破 |