日本の総人口と老年人口

日本人の平均寿命はどうしても女性上位であり、総人口の男女比で女性数が多いのはしかたない。文化生活と医療の発達で女性たちは長生きする。老年人口ほど男女の格差は広がるわけで、福祉面を考えると将来の日本は高齢者対策が重大な難問となっている。就業者の社会保険料負担は現在でも高率なため収入面でシワ寄せがきているが、今後ますます高率化しようというのが政府案。

高齢者の生活の安定を図るのは先進国の究極課題だが、その財源確保の方法論を根本的に練り直さないと、とんでもない生活不安時代がやってきそうな気がしてならない。誰もが老化する。いつかは政府の福祉政策に頼るときがやってくる。一人ひとりが老後の生活費を確保してリタイヤできればいいがそうもいかない。年金で十二分に生活可能な政策の財源をどう確保するかがポイントだ。生産年齢と扶養年齢(子供+高齢者)の比率で平成3年、4年が最も負担の軽い43%強となっているが、以後は比率が高まるばかり。つまり働いて扶養する層の負担が増加の一途をたどり、20年後、25年後には67%という指数となる。子供より65歳以上の高齢者を養う苦悩が日に見えてくる。

人口総数(千人) 65歳以上人口(人)
昭和20年(1945) 72,147
昭和21年(1946) 75,750
昭和22年(1947) 78,101 3,744,716
昭和23年(1948) 80,002
昭和24年(1949) 81,773
昭和25年(1950) 83,200 4,109,167
昭和26年(1951) 84,541
昭和27年(1952) 85,808
昭和28年(1953) 86,981
昭和29年(1954) 88,239
昭和30年(1955) 89,276 4,747,291
昭和31年(1956) 90,172
昭和32年(1957) 90,928
昭和33年(1958) 91,767
昭和34年(1959) 92,641
昭和35年(1960) 93,419 5,349,809
昭和36年(1961) 94,287
昭和37年(1962) 95,181
昭和38年(1963) 96,156
昭和39年(1964) 97,182
昭和40年(1965) 98,275 6,180,825
昭和41年(1966) 99,036
昭和42年(1967) 100,196
昭和43年(1968) 101,331
人口総数(千人) 65歳以上人口(人)
昭和44年(1969) 102,536
昭和45年(1970) 103,720 7,310,904
昭和46年(1971) 105,145
昭和47年(1972) 107,595
昭和48年(1973) 109,104
昭和49年(1974) 110,573
昭和50年(1975) 111,940 8,837,227
昭和51年(1976) 113,094
昭和52年(1977) 114,165
昭和53年(1978) 115,190
昭和54年(1979) 116,155
昭和55年(1980) 117,060 10,610,095
昭和56年(1981) 117,982
昭和57年(1982) 118,728
昭和58年(1983) 119,536
昭和59年(1984) 120,305
昭和60年(1985) 121,049 12,350,900
昭和61年(1986) 121,672
昭和62年(1987) 122,264
昭和63年(1988) 122,783
平成6年(1994) 124,069 17,640,000
平成16年(2004) 127,757 24,876,000
男性人口(千人) 女性人口(千人)
昭和20年(1945) 33,894 38,104
昭和21年(1946) 34,905 38,210
昭和22年(1947) 38,129 39,972
昭和23年(1948) 39,130 40,872
昭和24年(1949) 40,063 41,710
昭和25年(1950) 40,812 42,388
昭和26年(1951) 41,489 43,052
昭和27年(1952) 42,128 43,680
昭和28年(1953) 42,721 44,260
昭和29年(1954) 43,344 44,895
昭和30年(1955) 41,861 45,415
昭和31年(1956) 44,301 45,871
昭和32年(1957) 44,671 46,258
昭和33年(1958) 45,078 46,689
昭和34年(1959) 45,504 47,137
昭和35年(1960) 45,078 47,541
昭和36年(1961) 46,300 47,987
昭和37年(1962) 46,733 48,447
昭和38年(1963) 47,208 48,947
昭和39年(1964) 47,710 49,471
昭和40年(1965) 48,244 50,031
昭和41年(1966) 48,611 50,425
昭和42年(1967) 49,180 51,016
昭和43年(1968) 49,739 51,592
男性人口(千人) 女性人口(千人)
昭和44年(1969) 50,334 52,202
昭和45年(1970) 50,918 52,802
昭和46年(1971) 51,607 53,538
昭和47年(1972) 52,822 54,773
昭和48年(1973) 53,606 55,498
昭和49年(1974) 54,376 56,197
昭和50年(1975) 55,091 56,849
昭和51年(1976) 55,658 57,436
昭和52年(1977) 56,184 57,981
昭和53年(1978) 56,682 58,508
昭和54年(1979) 57,151 59,004
昭和55年(1980) 57,594 59,457
昭和56年(1981) 58,001 59,901
昭和57年(1982) 58,400 60,329
昭和58年(1983) 58,786 60,750
昭和59年(1984) 59,150 61,155
昭和60年(1985) 59,497 61,552
昭和61年(1986) 59,805 61,867
昭和62年(1987) 60,091 62,173
昭和63年(1988) 60,352 62,431
平成6年(1994) 60,839 63,230
平成16年(2004) 62,341 65,416
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