カメラ・フィルムの価格推移
1826年に、フランスのニエプスがはじめて「写真」を完成させた。その後の1839年には、フランスのルイ・ダゲールが、銀メッキした銅板を感光材料として使う「ダゲレオタイプ」という技術を発表し、「ネガポジ法」が、1841年、イギリスのウイリアム・タルボットによって開発。そして、ドイツのオスカー・バルナックによる小型カメラが開発され、かばんやポケットに入るサイズの高性能カメラが1925年、エルンスト・ライツ社から発表された「ライカA型」で、その後のフィルム式カメラの基本となった。現在でももっとも多く使われている35mm幅(はば)のフィルムはこのとき誕生した規格。 2000年代に入るとフィルムを必要としない電子式の「デジタル・カメラ」が登場。現在、多くの人はスマホ付属のカメラで十分な時代になった。
※各メーカー平均価格 東京都区部の小売価格
価 格 | トピックス | 白黒フィルム | 平均価格 | カラー | 平均価格 | |
昭和20年(1945) | 戦後初のカメラ発売。ミノルタ「ミノルタセミⅢ型」 キヤノン「キヤノンSⅡ型」 | |||||
昭和34年(1959) | 6800円 | オリンパス、ハーフサイズ「オリンパス・ペン」 | ||||
昭和37年(1962) | 初の完全自動「フジカ35オートM」 | |||||
昭和41年(1966) | 24000円 | 45 標準レンズ「キヤノネット・QL17」 | 白黒35mm | 173円 | ||
昭和42年(1967) | SS、35枚 | 175円 | ||||
昭和43年(1968) | 180円 | |||||
昭和44年(1969) | 183円 | |||||
昭和45年(1970) | 28100円 | 190円 | ||||
昭和46年(1971) | 185円 | |||||
昭和47年(1972) | 29500円 | 40 レンズ・EE「キヤノネットG-17」 | 173円 | |||
昭和48年(1973) | 205円 | 35mm | 373円 | |||
昭和49年(1974) | 243円 | N100・20枚撮り | 423円 | |||
昭和50年(1975) | 29600円 | 298円 | 24枚撮り | 498円 | ||
昭和51年(1976) | 325円 | 489円 | ||||
昭和52年(1977) | 44800円 | 自動焦点「ジャスピンコニカ」 | 329円 | 480円 | ||
昭和53年(1978) | 349円 | 460円 | ||||
昭和54年(1979) | 376円 | 448円 | ||||
昭和55年(1980) | 454円 | 510円 | ||||
昭和56年(1981) | 34480円 | 35mmEEレンズ、F2・8、ストロボ内蔵 | 443円 | 505円 | ||
昭和57年(1982) | 34760円 | 509円 | ||||
昭和58年(1983) | 23800円 | 完全自動「スナッピィ」 | 520円 | |||
昭和59年(1984) | 535円 | |||||
昭和60年(1985) | 31740円 | 534円 | ||||
昭和61年(1986) | 13800円 | 使い捨てカメラ「写るんです」 | 541円 | |||
昭和62年(1987) | 35830円 | 日付写し込み機能付き | 537円 | |||
昭和63年(1988) | 503円 | |||||
平成5年(1993) | 463円 | |||||
平成10年(1998) | 23230円 | 高感度400 | 534円 |