推移

味噌・しょうゆ・砂糖の値段

醤油の発祥・起源説は諸説あり定かではない。日本の醤油は、味噌と共に伝統的な調味料である。醤油を市販化した先進地城では、酒醸造の盛んな京都、兵庫そして和歌山の名が挙げられている。醤油も味噌も醸造食品なのである。江戸時代になると関東でも市販化が始まる。味噌の場合、家庭の自家製が普及して広域の市販化は遅い。千葉県の内陸部は運河が発達していたため、江戸後期になると、小舟を列ねて樽詰め醤油を大消費地の江戸に運んだ。興味深いのはこの樽である。当時、京都方面から樽詰め清酒が船便で江戸に送り込まれていた。その明樽(空将)を醤油の容器に再利用したのである。それは明治10年頃まで続く。

この明樽活用の新商売に着目したのは伊勢出身の呉服商で、大変な資産を成した。今や世界に進出している醤油。ソイソースと呼ばれ輸出が増加傾向にある。寿司や刺身、すき焼きなどを通じ海外でも親しまれ、醤油は 世界の調味料 となってきた。業界最大手のキッコーマン(野田市)は北米、欧州、東南アジアに生産拠点を持つほどである。

味噌 しょうゆ 砂糖
昭和20年(1945) (1kg) (1リットル) (1kg)
昭和21年(1946) 1円86銭 32円90銭  
昭和22年(1947) 6円34銭 52円60銭  
昭和23年(1948) 13円47銭
昭和24年(1949) 25円47銭 56円10銭  
昭和25年(1950) 34円67銭 49円 308円
昭和26年(1951) 53円33銭    
昭和27年(1952) 66円67銭
昭和29年(1954) 80円   150円
昭和36年(1961) 80円66銭   147円
昭和37年(1962) 69円35銭    
昭和39年(1964) 107円92銭   165円
昭和40年(1965) 113円13銭 110円 130円
昭和41年(1966) 110円 110円 128円
昭和42年(1967) 121円37銭 114円 125円
昭和43年(1968) 128円 125円 129円
昭和45年(1970) 138円96銭 130円 141円
昭和46年(1971) 148円 140円 144円
昭和47年(1972) 162円 138円 151円
昭和48年(1973) 205円 163円 158円
昭和49年(1974) 251円 217円 221円
味噌 しょうゆ 砂糖
昭和50年(1975) 250円 224円 293円
昭和51年(1976) 266円 225円 267円
昭和52年(1977) 273円 247円 242円
昭和53年(1978) 291円 250円 233円
昭和54年(1979) 289円 250円  
昭和55年(1980) 303円 276円 267円
昭和56年(1981) 334円 293円 281円
昭和57年(1982) 333円 292円 266円
昭和58年(1983) 333円 287円 255円
昭和59年(1984) 328円 285円 263円
昭和60年(1985) 336円 284円 262円
昭和61年(1986) 331円 284円 261円
昭和62年(1987) 333円 281円 259円
昭和63年(1988) 328円 284円 254円
平成7年(1995) 363円 326円 224円
平成17年(2005) 313円 270円 188円
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