推移

13歳の平均体位(身長・座高)

昭和20年代に比べると大人と子供ほどの身長差がついた。いまの青年たちの中には180cm余の戦前派いうところの「六尺豊かな」大男がゴロゴロしている。おまけに彼らの特徴は手足が長く顔が小さい。典型的な欧米型体格に変化しつつあるわけだ。理由は簡単、生活様式と食生活の改善につきる。タタミ生活からイス生活となり、乳製品と肉食。日本に別人種が生まれつつあると感じられるほどだ。この体格の大型化が国際スポーツ界で近い将来欧米諸国に対し互格以上に戦える下地となろう。なお増加傾向にあったが、平成10年度から平成15年度あたりにピークを迎え、その後やや減少傾向となっている。

厚生省の発表では「日本人に最も欠けるのはカルシウム」だそうで、この辺が骨格の外観とは裏腹に基礎体力不足という決定的な欠点を生み出している。そういえば、ファーストフードに慣れ親しみ、固いものをかまずアゴが未発達とか。

13歳の身長平均値 13歳の座高平均値
男子 女子 男子 女子
昭和20年(1945)
昭和21年(1946)
昭和22年(1947)
昭和23年(1948)
昭和24年(1949)
昭和25年(1950) 141.2 142.5 76.5 78.0
昭和26年(1951)
昭和27年(1952)
昭和28年(1953)
昭和29年(1954)
昭和30年(1955) 145.3 145.7 78.7 80.0
昭和31年(1956)
昭和32年(1957)
昭和33年(1958)
昭和34年(1959)
昭和35年(1960) 148.1 148.1 80.0 81.5
昭和36年(1961)
昭和37年(1962)
昭和38年(1963)
昭和39年(1964)
昭和40年(1965) 151.7 150.3 81.7 82.6
昭和41年(1966)
昭和42年(1967)
昭和43年(1968)
昭和44年(1969)
13歳の身長平均値 13歳の座高平均値
男子 女子 男子 女子
昭和45年(1970) 154.0 152.1 82.4 83.0
昭和46年(1971)
昭和47年(1972)
昭和48年(1973)
昭和49年(1974)
昭和50年(1975) 156.1 153.2 83.1 83.1
昭和51年(1976)
昭和52年(1977)
昭和53年(1978)
昭和54年(1979)
昭和55年(1980) 156.9 154.0 83.3 83.3
昭和56年(1981)
昭和57年(1982)
昭和58年(1983)
昭和59年(1984)
昭和60年(1985) 157.7 154.4 83.7 83.4
昭和61年(1986)
昭和62年(1987)
昭和63年(1988)
平成5年(1993) 159.4 155.0 84.5 83.7
平成15年(2003) 160.1 154.9 85.2 83.7
平成24年(2012) 159.5 155.0 84.9 83.9
平成26年(2014) 159.7 154.8 84.9 83.8
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