平成10年(1998)
出来事
01/22 クリントン米大統領とホワイトハウス元女性実習生との性的関係をめぐる疑惑が表面化。12月19日米下院が大統領の弾劾訴追を議決
01/28 栃木県黒磯市立北中学校で1年男子生徒が英語科女性教師をナイフで刺殺
02/16 預金者保護と金融機関に公的資金を投入する改正預金保険法と金融機能安定化緊急措置法が成立
02/19 日興證券から不正な利益供与を得たとして国会に逮捕許諾請求された新井将敬自民党代議士が自殺
03/11 東京地検が日銀の吉沢安幸証券課長を収賄容疑で逮捕。松下康雄・日銀総裁が辞意。20日後任総裁に速水優・日商岩井相談役
03/19 特定非営利活動促進法案(NPO法案)が成立
04/05 明石海峡大橋が開通し、本四連絡橋神戸-鳴門ルート全線開通。
04/14 97年度の企業倒産が1万7439件に。負債総額は前年度を65%上回る15兆1203億円で戦後最悪
04/27 民主、民政、新党友愛、民主改革連合が合流して新しい民主党を結成。代表に菅直人、幹事長に羽田孜
04/27 韓国人女性10人が日本政府に損害賠償と公式謝罪を求めた裁判で、山口地裁下関支部が元慰安婦3人に30万円を支払うよう命じる判決
04/30 細川護輿元首相が衆院議員を辞職
05/11 インドが24年ぶり2度目の地下核実験
05/12 スポーツ振興投票(サッカーくじ)法が成立
05/15 第24回主要国首脳会議(サミット)英国バーミンガムで開幕。インドの核実験を非難する特別声明を採択
05/26 地下鉄サリン事件のオウム真理教元幹部・林郁夫に東京地裁が求刑通り無期懲役の判決
05/28 パキスタンがインドの核実験に対抗して初の核実験
05/29 赤字国債発行を弾力化し、財政健全化の目標年次を2年延長する財政構造改革法改正が成立
06/01 社民党が自民、さきがけに閣外協力の解消を伝える(4年間の自社さ体制に幕)
06/05「日本版ビッグバン」を具体化する金融システム改革法が参院本会議で可決、成立
06/09 2001年から現在の22省庁を1府12省庁に再編する中央省庁等改革基本法が成立
06/12 97年度の国内総生産(GDP)が前年度比で0.7%減に。マイナス成長は23年ぶりで戦後最悪
06/22 大蔵省の金融検査監督部門を分離、独立させた金融監督庁が発足
06/25 クリントン米大統領が中国訪問(米大統領の訪中は89年の天安門事件以来初めて)
07/01 「三浦一美さん銃撃事件」で殺人や詐欺などの罪に問われた三浦和義被告に、東京高裁が1審の無期懲役を破棄し、保険金人については無罪の判決
07/05 石川県畜産稔合センターで「体細胞クローン牛」誕生
07/12 第18回参院選。自民党惨敗、民主党、共産党躍進。13日橋本龍太郎首相が総裁辞任を表明
07/21 PKOの国連タジキスタン監視団に日本政府から派遣されていた秋野豊・前筑波大助教授ら監視団要員4人の射殺遺体が発見される
07/24 自民党総裁選で小渕恵三外相が当選。小渕内閣が発足。蔵相に宮沢喜一元首相、経済企画庁長官に作家の堺屋太一
07/25 和歌山市内で自治会の夏祭りにカレーライスを食べた小学生や自治会長ら4人が死亡、63人が中毒症状に。9月2日死亡者の胃の内容物から猛毒のヒ素を検出(毒物カレー事件)。10月4日知人にヒ素入り牛どんを食べさせ、保険会社から入院給付金をだまし取ったとして元保険外交員・林真須美を殺人未遂容疑などで逮捕、夫の林健治も詐欺容疑で逮捕
08/31 北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン」を発射し、三陸沖の太平洋に着弾
09/05 北朝鮮最高人民会議が金正日・労働党総書記を国防委員長に再任。国家主席を廃止
09/06 映画監督の黒澤明が死去、88歳。10月1日国民栄誉賞表彰
09/27 日本長期信用銀行系のノンバンクの日本リースが負債総額2兆4000億円で最大の企業倒産。10月23日特別公的管理(国有化)に
09/27 ドイツ総選挙で社会民主党(SPD)が勝利し、16年間続いたコール政権に幕
10/07 韓国の金大中大統領が来日。8日共同宣言に署名、小渕首相は過去の植民地支配への反省とおわびを表明
10/16 金融再生関連法、金融機能早期健全化緊急措置法が成立
10/20 新党さきがけが解党
10/29 東京地検が中島洋次郎・自民党代議士を政党交付金流用(政党助成法違反)で逮捕
10/29 米が、宇宙飛行2回目の向井千秋や史上最高齢のジョン・グレン上院議員(77歳)らを乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」を打ち上げ
11/12 小渕首相とエリツィン・ロシア大統領が会談。13日北方領土問題解決に向けた国境画定委の設置などを盛り込んだ「モスクワ宣言」に署名
11/15 沖縄県知事選で、米軍普天間飛行場の返還に伴う代替基地の県内移設を公約に掲げた稲嶺恵一が現職の大田昌秀を破り当選
11/25 中国の江沢民国家主席が日本を初めて公式訪問。26日日中首脳会談で小渕首相が戦争責任について「反省とおわび」を口頭で表明、共同宣言に「侵略」「中国は一つ」と明記