平成7年(1995)
出来事
01/05 93年4月から8月にかけ、埼玉県北部に住む愛犬家ら4人が夫踪した事件で、うち1人の遺体の一部が見つかり、同県江南町のペット業者の元夫婦を死体遺棄容疑で逮捕
01/17 阪神・淡路大震災。阪神地方でM7.2の直下型地震が発生、兵庫県を中心に建物の倒壊や火災が相次ぎ、交通、通信、電気、水道などのライフラインが寸断された。死者行方不明者6437人
01/30 米国立スミソニアン航空宇宙博物館が5月から開催予定の原爆展を中止。退役軍人団体や議会から批判されたため
01/30 文藝春秋の月刊誌『マルコポーロ』2月号の、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)は作り話だったとする記事にイスラエル政考やユダヤ人団体が抗議、同社は「記事に間違いがあった」として編集長らを解任、同誌を廃刊。2月14日社長が辞任
02/22 ロッキード裁判丸紅ルートで、最高裁が田中角栄元首相への5億円賄賂の受け渡しを認めた1、2審の有罪判決を維持、最後まで残った元丸紅会長と元秘書官ら2人の上告を棄却。16人が起訴された裁判は公判中死亡の5人を除く全員の有罪で決着
02/28 東京都品川区で、目黒公証役場の仮谷清志事務長が連れ去られ殺害される。のちオウム真理教信者による犯行と判明
03/20 地下鉄サリン事件。都内の地下鉄日比谷、丸ノ内、千代田各線の電車内に猛毒ガスのサリンがまかれ、乗客や駅員ら10人が死亡、5000人以上が重軽症。同22日警視庁がオウム真理教関連施設を捜査。その後、教団の幹部を多数逮捕し、5月16日には松本智津夫(麻原彰晃)代表を殺人容疑で逮捕
03/30 国松孝次警察庁長官が、東京都荒川区の自宅のあるマンション前で男に撃たれ、重傷
04/09 第13回統一地方選挙。東京都知事選で青島幸男、大阪都知事選で横山ノックが当選
04/14 日銀が公定歩合を0/75%引き下げ、年1.0%に
04/23 東京・青山のオウム真理教東京給本部前で、教団「科学技術省」トップの村井秀夫が右翼を自称する男に腹などを刺され、翌日死亡
04/26 青島東京都知事が96年3月開幕予定の世界都市博覧会の開催中止を表明
05/07 フランス大統領選でシラクが当選。保守・中道の大統領は16年ぶり
05/15 地方分権推進法が成立
06/05 介護休業法が成立。施行は99年4月から
06/15 第21回主要国首脳会議(サミット)、カナダのハリファクスで開催
06/21 羽田発函館行き全日空ジャンボ機が山形上空でハイジャックされ、函館空港へ。犯人は22日逮捕
07/10 ミャンマーの軍事政権がアウン・サン・スー・チーの自宅軟禁を6年ぶりに解く
07/11 米国がベトナムとの国交正常化。28日ベトナムが東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟
07/23 第17回参議院議員選挙。新進躍進、自社不振
08/15 村山富市首相が「植民地支配と侵略によって、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」として「痛切な反省の意と心からのおわびの気持ちを表明する」との談話を発表
09/04 沖縄本島北部で女子小学生が米海兵隊員ら3人に暴行される。県警が3人の逮捕状を取ったが、米軍は日米地位協定を理由に起訴前の引き渡しを拒否。県民から基地の整理・縮小と地位協定の見直しを求める声が高まる
10/13 核兵器の廃絶を目指す科学者でつくる「パグウオッシュ会議」と、その創設メンバーの物理学者ジョセフ・ロートブラット(英)にノーベル平和賞
10/28 水俣病被害者・弁護団全国連絡会議が政府・与党の示した最終解決案を受け入れ、事実上の決着
10/30 東京地裁がオウム真理教に解散命令
11/00 大阪で毒グモの「セアカゴケグモ」がみつかる。
11/01 新食糧法施行(食糧管理法廃止)
11/04 イスラエルのラビン首相が極右のユダヤ人青年に銃撃され、死亡
11/10 ネパールのエベレスト山群のゴーキョ峰付近で雪崩が起き、日本人13人を含む28人が死亡
11/16 韓国、慮泰愚前大統領を在任中の賄賂容疑で逮捕
11/20 ポーランド大統領選で現職のワレサが旧共産党系のクワシニエフスキ社会民主党党首に敗れる
12/03 韓国の全斗換元大統領が粛軍クーデター(79年12月)を首謀したとして反乱容疑で逮捕される
12/06 乱脈経営で破たんした東京協和、安全両信用組合の不正融資に絡み、東京地検が山口敏夫元労相を背任容疑で逮捕
12/06 福井県敦賀市にある動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の高速増殖炉「もんじゅ」の2次冷却系配管から液体ナトリウムが漏れ、連転中止
12/15 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟7カ国とラオス、カンボジア、ミャンマーが東南アジア非核地帯条約に調印(バンコク)