平成元年(1989)
出来事
1/14 病院・税関など以外の国の行政機関の隔週土曜閉庁開始。
01/24 原田憲経企庁長官がリクルート社から政治献金を受け取っていた責任をとって辞任
02/07 民社党の塚本三郎委員長がリクルートコスモス末公開株を譲り受けていた責任をとって辞意
02/07 会社員夫婦の税金返還訴訟で最高裁がサラリーマンの源泉徴収に合憲の判断
02/11 TBS系「平成名物TV - いかすバンド天国」が放映開始
02/13 リクルート疑惑で東京地検がリクルート社前会長・江副浩正ら2人を贈賄で、NTT元取締役2人を収賄で逮捕
02/24 昭和天皇の大喪の礼。元首級55人をはじめとする164カ国・28国際機関の代表・使節が参列
03/02 佐賀県の吉野ヶ里遺跡で銅剣・ガラス製管玉など発掘。弥生時代最大の環濠集落・墳丘墓と推定。
03/06 リクルート疑惑で東京地検が真藤恒NTT前会長を逮捕。8日加藤孝・元労働事務次官を逮捕。28日高石邦男元文部事務次官を逮捕
04/01 消費税スタート。ほとんどの商品・サービスに3%の課税、年収約6兆円の見積り。
04/11 竹下登首相が衆院予算委で85年から87年にかけ、リクルート社から総額1億5100万円の資金提供を受けたと公表。22日首相の元秘書が同社から5000万円の借り入れも明るみに
04/15 中国の胡耀邦前総書記が死去。17日学生が追悼行進。上海でも17日にデモ、民主化の動きに
04/25 竹下首相が政治不信の責任をとって89年度予算成立後に内閣総辞職する意向を表明。26日青木伊平元秘書が自殺
05/16 4月20日付夕刊の沖縄のサンゴ保護記事で、写真部員がサンゴを傷つけて撮影したことを朝日新聞社が認める。20日サンゴへの落書きは写真部員のねつ造だったと紙面で謝罪、関係者の処分を発表。26日。
05/17 矢野絢也公明党委員長が一連の不祥事の責任をとり辞任。後任に石田幸四郎副委員長
05/22 リクルート疑惑で東京地検が藤波孝生元宮喜長官(自民党を離党)と池田克也代議士(公明党を離党)を受託収賄罪で起訴
06/02 自民党が総裁に宇野宗佑外相を選出。同日首相に就任。後に女性スキャンダルが発覚
06/03 深夜から4日にかけ、中国・北京で厳戒部隊が天安門広場を装甲車、戦車で武力制圧。発砲も。民主化を要求して集まっていた市民多数が死傷(天安門事件)
06/04 ポーランドで国会選挙。初の自由投票にて自主労組「連帯」が完勝
06/08 共産党の村上弘委員長が病気で辞任。後任に不破哲三副議長が復帰
06/24 歌手の美空ひばり死去。52歳。7月6日国民栄誉賞
07/02 東京都議選。自民党は20議席減で惨敗、社会党は3倍の36議席獲得
07/14 第15回主要先進国首脳会議(サミット)がパリで開幕。16日不均衡是正をうたう経済宣言を採択
07/23 第15回参議院議員選挙。社会46で改選議席の2倍を超す大躍進。自民は惨敗。24日宇野首相が惨敗の責任をとって退陣を表明
08/08 自民党が両院議員総会の投票で総裁に海部俊樹議員を選出。9日国会の首相指名投票で衆院は海部自民党総裁、参院は土井たか子社会党委員法を指名。両院協議会でも一致せず、衆院指名の海部総裁が首相に。初の昭和生まれ
08/25 山下徳夫官房長官が女性問題で辞任。後任に森山真弓環境庁長官。女性初の官房長官
08/26 天皇の次男の礼宮文仁親王と学習院大の後輩で同大大学院生の川嶋紀子との婚約が内定
09/02 埼玉、東京で起きた幼女連続誘拐殺人事件で、東京地検が宮崎勤容疑者を誘拐、殺人などの罪で起訴
09/27 ソニー、米映画会社コロンビアの買収を発表。11/6買収完了、買収費34億ドル。
09/29 大相撲の千代の富士が国民栄誉賞受賞
10/05 チベット仏教の最高位聖職者ダライ・ラマ14世にノーベル平和賞。8日中国政府がノルウェー政府に抗議
11/04 横浜の弁護士・坂本堤一家3人が行方不明に
11/09 東西対決の象徴「ベルリンの壁」が事実上崩壊。10日市民らが壁の一部を取り壊す
11/21 総評解散。全日本民間労働組合連合会と旧総評系や旧同盟系の官公労組とが官民統一の日本労働組合総連合会(連合)結成。統一戦線促進労組懇談会系(共産党系)は全国労働組合総連合(全労連)を結成
12/22 地中海のマルタ島でブッシュ米大統領とゴルバチョフ・ソ連最高会議議長が会談。「東西冷戦の終結」「新時代の到来」を宣言
12/22 ルーマニアのチャウシェスク政権崩壊。25日チャウシェスク前大統領夫妻を処刑
12/29 東証平均株価、3万8915円の史上最高値。