昭和27年(1952)

出来事

01/13 輸入ビルマ米に多量の黄変米発見、問題化。
01/18 韓国政府、李承晩ライン設定。
01/21 札幌で白鳥一雄警部射殺される(白鳥事件)。
02/08 改進党結成。
02/15 第一次日韓正式会談開始(4/26事実上打ち切り)。
02/20 東大学生、学内の劇団公演に潜入の警官摘発(東大ポポロ劇団事件)。
02/28 日米行政協定調印。
03/04 十勝沖地震。死者・不明33人。
03/06 吉田首相、「自衛のための戦力は違憲ではない」と答弁、10日前言撤回。
03/29 東京・小河内村で山村工作隊貝23人検挙。
04/01 琉球政府発足。
04/01 手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』が雑誌「少年」(光文社)で連載開始。
04/09 日航機『もく星号』大島三原山に墜落、日鉄社長・三鬼隆、人気漫談家・大辻司郎ら37名全員死亡。
04/10 NHKラジオドラマ「君の名は」放送開始。
04/17 鳥取市大火。市の三分の一を焼失。
04/26 最後の追放解除29人発表。
04/28 対日講和条約・日米安全保障条約発効。GHQ廃止
05/01 メーデー、デモ隊と警官隊が乱闘。2人射殺、1230人検挙(血のメーデー)。
05/09 警官500人早大に突入(早大事件)。
05/19 白井義男、ボクシング世界フライ級で日本人初の世界チャンピオンに。
05/30 「破防法(破壊活動防止法)」反対デモ隊が新宿でガソリン詰めの牛乳ビン等"火炎ピン"として使用。
06/02 大分県菅生で交番爆破(菅生事件)。
06/24 吹田市でデモ隊と警官隊衝突、60人検挙(吹田事件)。
07/01 東京国際空港(羽田)業務開始。
07/01 住民登録実施。
07/07 名古屋の「帆足・宮腰中国帰国報告会」後、デモ隊と警官隊衝突(大須事件)。
07/19 第15回オリンピック・ヘルシンキで開催。日本は戦後初参加(75人)。
07/21 破壊防止法公布。
08/01 新行政機構発足。
08/28 衆議院抜き打ち解散。
09/24 電産・電源スト開始(~12.18)。
10/01 第25回総選挙。
10/13 炭労スト(~12.18)。
10/15 保安隊発足。
10/30 第四次吉田内閣成立。
11/10 皇太子明仁、立太子礼挙行。
11/27 池田勇人通産相、「倒産・自殺もやむなし」と発言、29日辞任。
12/07 26年より行方不明の鹿地亘、突然帰宅、「在日米軍諜報機関に監禁されていた」と声明。
12/20 マダガスカル島付近の仏領コモロ島で、4億年前に出現した"生きた化石"シーラカンスを発見。

●世相 日劇ミュージックホール開場/ラジオ受信契約1000万台突破/茶羽織・トリスバ一流行/スクーター流行

流行歌

テネシー・ワルツ/江利チエミ
リンゴ追分/美空ひばり
白虎隊/ 霧島昇
山のけむり/伊藤久男
ゲイシャワルツ/神楽坂はん子
お祭りマンボ/美空ひばり
ああモンテンルパの夜は更けて/渡辺はま子・宇都美清
赤いランプの終列車/春日八郎
伊豆の佐太郎/高田浩吉

書籍ベストセラー

新唐詩選 吉川幸次郎・三好連泊
人間の歴史2 安田徳太郎
ニッポン日記 マーク・ゲイン 本上威夫訳
千羽鶴 川端康成
三等重役 源氏鶏太

邦画

①生きる(東宝)
②稲妻(大映)
③本日休診(松竹)
④現代人(松竹)
⑤カルメン純情す(松竹)
⑥真空地帯(新星映画)
⑦おかあさん(新東宝)
⑧山びこ学校(八木プロ)
⑨西鶴一代女(新東宝)
⑩働突(東京プロ)

洋画

①殺人狂時代(米)
②第三の男(英)
③天井桟敷の人々(仏)
④河(インド)
⑤ミラノの奇蹟(伊)
⑥令嬢ジュリー(スウェーデン)
⑦セールスマンの死(米)
⑧肉体と悪魔(仏)
⑨巴里の空の下セーヌは流れる(仏)
⑩陽のあたる場所(米)

プロ野球

優勝チーム:巨人(セ)4-2 南海(パ)

首位打者:西沢道夫(名古屋).353 飯島滋弥(大映).336
本塁打王:杉山悟(名古屋)27本 深見安博(西鉄・東急)25本
打点王:西沢道夫(名古屋)98点 飯田徳治(南海)86点
盗塁王:金山次郎(松竹)63個 木塚忠助(南海)55個

最多勝:別所毅彦(巨人)33勝 野口正明(西鉄)23勝
最優秀防御率:梶岡忠義(大阪)1.71 柚木進(南海)1.91

新人王:佐藤孝夫(国鉄)中西太(西鉄)
沢村賞:杉下茂(名古屋)
MVP:別所毅彦(巨人)柚木進(南海)

追悼

02/06 ジョージ6世 56歳 (イギリス王)
03/09 松田重次郎 76歳 (マツダの創業者)
03/27 豊田喜一郎 57歳 (トヨタ自動車創業者)
04/09 大辻司郎 55歳 (漫談家) もく星号墜落事故死
08/22 平沼騏一郎 84歳 (第35代内閣総理大臣)
09/01 新井章治 70歳 (東京電力会長)
10/17 岡田啓介 84歳 (第31代内閣総理大臣)

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