CM関連
CM起源の流行語
1957
・有楽町で逢いましょう-東京・青柳に進出した大阪のそごうデパートのキャッチフレーズ。ビクターとの 同名のタイアップソング(佐伯孝夫作詞、吉田正作曲)の大ヒットにより、ジャズシンガー・フランク永井が 一躍スターダムに。1961

1962

・すかっとさわやか-この年から全国展開を始めたコカ・コーラのキャッチフレーズ。
1964

1965

1966
・ルーチョンキ-大日本除虫菊「キンチョール」で、クレージー・キャッツの桜井センリが。1967
・大きいことはいいことだ-森永製菓「エールチョコ」のTVCM。1500人の合唱団を指揮者山本直純が 気球の上から指揮、「大きいことはいいことだ~」と歌った。・ナボナはお菓子のホームラン王です-亀屋万年望「ナボナ」のTVCMで王貞治。
・おかーさーん-八ナマルキ味噌のTVCM。
1969

・はっぱふみふみ-パイロット万年筆「エリートS」のTVCMで大橋巨泉が。「みじかびの、きゃぶ。てとればすぎちょぴれ、すぎかさすらのはっぱふみふみ-わかるね」。
・違いがわかる男-ネッスル日本「ネスカフェゴールドフレンド」TVCMで。第一作には、松山善三を起用。 以後、黛敏郎、遠藤周作、干宗室、北杜夫などが登場。
・日生のおばちゃん-日本生命のTVCM。初代おばちゃん(外交員)は中北千枝子が演じた。
1970

・ハヤシもあるでよー-オリエンタル「スナックカレー」のTVCM。南利明が名古屋弁のアクセントで。
・どういう訳か-キリンビールのTVCMで仲谷昇、岸田会日子を起用した。元々銘柄差が少ないといわれる この業界ではこのころからイメージにウェートをおいたCM展開を始める。「男は黙って」サッポロ、 三船敏郎。)「飲んでもらいます』(アサヒ・高倉健’71)「若さだよヤマちゃん」(サントリー、’72)。
・うーん・マンダム-丹頂、マンダムのTVCMで、チャールズ・フロンソンのセリフ。ジェリーウォレスの歌うコマーシャルソングとともに大人気。この人気で丹頂はマンダムに社名を変更した。
・ウハウハ-ハウス食品「ジャワカレー」のTVCM。伊丹十三が「女房もウハウハ喜ぶよ」と言うと夫人宮本信子が大げさに叫んだ。
1971
・ガンバラナクッチャ-中外製薬「新グロモント」のTVCMで。棒高跳びのパーを飛び越そうとする人を ユーモラスなキャラクターがじゃまをするアニメーション。1972

・愛情はつらつ-丸井のTVCM「愛情はつらつ、ニューファミリー」から。ニューファミリーを消費対象 に位置づけた広告が目立った。「金曜日はワインを買う日」(サントリーワイン、’72)など。
・腕白でもいいたくましく育ってほしい-丸大食品「丸大ハム」のTVCMのナレーションから。
1973

・狭い日本そんなに急いでどこへゆく-全国交通安全運動の標語。高知県の警察官が作った。
・今なんどきですか-ハウス食品「シャンメン」のTVCM。「今なんどきですか」というナレーションに結城アンナが「はーい、ラーメンどきよ」と答えるというもの。
1974

・ちかれたぴー-中外製薬「新グロモント」のTVCM「日本のことば」シリーズ第3弾。 秋田県花輪地方の方言で「あー、つかれた」という意味。
・~と日記には書いておこう-龍角散のTVCMから。
・それはいえる-マルちゃん「ホットワンタン」のTVCMで。
1975
・一味違います-タケヤ味噌の長寿TVCMで、森光子のセリフ。・長嶋さんに聞いてよ-ロッテガムのTVCMで金田正一が。
・ワタシ作る人、ボク食べる人-ハウス食品Fシャンメン」のTVCM。婦人団体から料理は女が作るものと決めてかかる差別表現だと抗議を受け、放映中止に。
1976

・どっちが得かよ-く考えてみよう-小西六(現コニカ)「サクラカラー」のTVCM。萩本欽-のセリフ。それまでは20枚撮りだったのが、以後24枚が主流になった。
・一日一善-日本船舶振興会のTVCM。会長の笹川良一自ら出演した。
・揺れるまなざし-資生堂のTVCM。真行寺君枝が出演。
1977
・イワテケン-ナショナル『クイントリックス』のTVCM。千昌夫が「かあちゃんは英語がうまいもんだから。どこで覚えたの?」に妻のジョーン・シェパードが答える。
・母さん僕のあの帽子どうしたでしょうね-角川春樹事務所「人間の証明」のTVCM。西条八十の詩。
・たたりじゃ一-松竹映画「八つ墓村」のTVCMから。TV番組「8時だよ!全員集合」でもドリフターズがネタとして多用した。
1978
・あんたが主役-サントリービールのTVCM。加山雄三、麒麟児、旭国が出演、二人の関取をライバル社に見立てて「あんたが主役!」と自社製品を持ち上げた。・小さな親切大きなお世話-カルビーポテトチップスのTVCM。
1979
・それなりに-富士写真フイルム「フジカラー」のTVCM。「お見合い写真ですから特に美しく」という樹木希林の注文に「美しい人は美しく、そうでない人はそれなりに」と岸本加世子がそっけなく答えた。・いいなあ、これ-ヤマハの原付パイク「タウニイ」のTVCM。渡辺貞夫が工事現場作業者と「いいなあ、これ」「いいでしょう、これ」という会話をかわす。
・ピッカビカの一年生-小学館発行の「小学一年生」のTVCM。素人の新入学生を登場させた。

1981

・よろしいんじゃないですか-大日本除虫菊「キンチョール」のTVCM。郷ひろみの「ハエハエカカカ、キンチョール」というセリフに、柄本明が「よろしいんではないですか」とさめた反応をする。
・デリーシャス-キッコーマン「デリシャスソース」のTVCM。竹村健一の「奥さんデリシャスじゃない、デリーシャスよ」というセリフから。
・えぐい-風邪薬「コンタック600」のTVCM。中原理恵が「お客さんえぐいんでないかい?」
1982
・大胆なご意見-サントリー「生樽」のTVCM。この商品について意見を述べた成田三樹夫に対して藤島親方のセリフ「大胆なご意見ありがとうございました」から。1983
・いかにも一般大衆が喜びそうな-サントリー「生樽」のTVCM。レオナルド熊が商品についての意見を述べたセリフ。・タコがいうのよ-サントリー「樹氷」のTVCM。田中裕子が出演。
1984
・ちゃっぶいちゃっぷい-大日本除虫菊の使い捨てカイロ「キンチョーどんと」のTVCMで、桂文珍と西川のりおが古代人に扮して「ちゃっぶいちゃっぷい、どんとぽっちい」とやった。1985

・カエルコール-帰宅時間を電話で知らせようというNTTのキャンペーンのキャッチフレーズ。
1986

・ヤリガイーリクルート「週刊就職情報」のTVCMから。とんねるずが登場。ピンクの「やり貝」に「やり甲斐」をかけた。